青野ダムの魚類や生物たち 「ブラックバスって何?」

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ヌートリア(外来種規制生物)青野や野池でよく見かける。草食性でおとなしい動物。ドブネズミではありませんので見かけても苛めないで下さい。カペロミス科・水性のげっし類・体長40cmくらいで後脚に水かきがある・南米原産・戦時中輸入され軍服の毛皮にされていたらしい。カイリネズミともいう。(撮影:toshiyukiさん)

まむし:全長〜70cmくらい。毒ヘビ。三田市では血清はあるらしいが、最低限、長靴は履きましょう!TVの釣り番組の影響でズック靴での陸っぱりが流行ってますが、非常に危険です。2000年夏と2004年6月、青野にて友人がマムシと遭遇。噛まれたら救急車を呼ぶ事となる。模様は雷魚と良く似ている。因みに子供のヘビでも毒はあるので注意。毒は神経性と血液毒の両方の作用があるので噛まれた傷跡は大きく残る。その他、無毒のシマヘビやアオダイショウが生息しています。ヤマカガシは見たことないですがこれば毒を目に吹きかけてくるので見たら注意しましょう。
スズメバチ:全長3〜4cmくらい。刺されるとショック死する事もある。特に首は刺されないように!8月〜10月に活動のピークになる。特に秋には凶暴性及び攻撃性が増す。左右に動くものに敏感なので近づいてきて叩き落とす時は上下に叩き落とす。見たら逃げた方が賢い。キイロスズメバチはフットボールくらいのまだらな木の上などに巣をつくる。オオススメバチは木に根元や地中に作る場合が多い。興奮させると警戒ホルモンを出し仲間を呼ぶので注意。また香水やコロンをつけてると警戒ホルモンに似てる為、攻撃されやすいとの事です。とにかく巣の近くには絶対近づかないようにしましょう!



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ご注意:本文中の[外来種規制生物]に関しましては輸送(お持ち帰りなど)はもちろん飼育・放流などは国の許可が無ければ出来ません。興味のある方は環境省「外来種規制生物一覧」へ


武庫川から青野ダム(千丈寺湖)周辺の魚類


オオクチバス(ブラックバス:学名:Micropterus salmoides)(外来種規制生物):当HPメインの魚。スズキ目スズキ亜目サンフィッシュ科。外来魚。北アメリカ原産。体長〜60cm以上。世界最大記録は、全長97.0cm、体重10.1kg、鱗の年齢は23歳だったそう。動物食(小魚・蛙・エビ・小型爬虫類・小鳥など。共食いもあるらしい)。神奈川県芦ノ湖に1925年放流。当時は黒マスとも呼ばれていたよう。当時は食糧難の時代。貴重な蛋白源として利用されていたらしい。その後、食用や釣り対象魚として各地(主に西日本で)で繁殖したとの事・・?。バスの好む生息水深は15mより浅場。自分の体長の半分くらいまでの獲物を捕食する。動くものしか食わないらしい。水温が15・6度以上になると雄が水深50cm〜2mくらいの浅場に産卵場となる直径40cmほどの穴を掘りそこに雌を誘い入れ満月か新月の日に順次産卵を行う。その後雄が卵と孵化仔魚を約1か月間保護する。1週間〜2週間くらいで孵化。体長2cmくらいで黒色縦条(縦じま)の模様が現れてくる。その年の秋には10cm〜15cmほどの小バスに成長。冬でも食欲はあるが動きが鈍くなり捕食できない0歳魚などはその冬に死ぬ固体も多いらしい。冬場は出来るだけ暖かい場所で集団で固まる傾向もある。一般には23cm前後で成熟し卵を産めるようになる。亜種でもっと大きくなるフロリダバスは一部の湖などに放流されている。日本の他にもドイツ・フランス・イギリス・オーストラリア・ロシア・キューバ・フィリピン・他国にも釣りの対象魚として放流されている。皮が臭いが肉は美味。でも生では食べない方がいい。(一般的にはバスを含む淡水魚全般には寄生虫がいる)アメリカではフライやバター焼きやムニエルなどに調理され普通に食されている魚であり、私もバター焼きにして食べてみた。美味かった。寄生虫を駆除して養殖すれば良いのにしないのは日本の消費者のバスに対するイメージだけだと思う。漁業組合の皆さんや関係者さん、生き物をもっと大事にしましょう!最近では琵琶湖周辺では「ビワスズキ」という名称で試験的に販売してるお店も出だしたとか。鮒寿司なんかよりずっと美味いと思う。
雷魚:タイワンドジョウ科。外来魚。正式名称はカムルチー。アジア大陸東部原産。体長〜1m前後。動物食。5〜8月に産卵。親が卵や稚魚を守る。養殖して食用にする国もある。バス同様寄生虫がいるので生食は止めた方が良い。外道としてトップやスピナベで釣れる。外来種規制種に入りそうな予感。最近はダム本湖でも巨大化&増えつつあります。
ブルーギル(外来種規制生物):サンフィッシュ科。外来魚。北アメリカ東部原産。体長〜25cm前後。青野では31cmが釣れたとの情報もあった。文献によると最大は38cmらしい。雑食性。戦後食料のため溜め池などで飼われたものが繁殖。外道として釣れる。青野ダムでは最も多い魚だと思う。ブラックバスより美味しいらしい。まだ食べた事はないがそのうち・・・。生態系のピラミッドの頂点はバスの卵や稚魚も食うらしいのでこの魚かも?外道としてヒットすると横に走る傾向が多い。

マナズ:マナズ科。日本各地に生息。体長〜60cmくらい。動物食(バスと同じ物)蒲焼にすると美味しい(小さい頃高知の田舎で食べた事がある。)外道として釣れる。特にスピナベ系やトップでよく釣れる。ヒットするとバスとは違う感触で何となく分かる。


ギンブナ:コイ科。日本各地に生息。体長〜30cmくらい。雌が増える。他にマブナや50cmちかいヘラブナも生息しています。

オイカワ:コイ科。関東以西の本州・四国・九州で生息。体長〜15cmくらい。さば虫や赤虫でよく釣れる。雄は綺麗な模様ができる。臭くて食えない魚。黒川に多く湖にはあまりいないと思う。


カワムツ:コイ科。本州中部以西・四国・九州の山間部の川や湖沼に生息。動物食。体長〜15cmくらい。近年少なくなったらしい。私はまだ見たことない。

カマツカ:コイ科。北海道・青森を除く日本各地に生息。体長〜20cmくらい。雑食性。私はまだ見たことない。

ヨシノボリ:ハゼ科。日本各地の主に川に生息。雑食性。体長〜10cmくらい。稚魚は岸辺で良く見る。ひょっとするとギルよりこの稚魚の方が青野では多いかも。色の違うタイプの魚もいます。

ドンコ:ハゼ科。南日本の川や湖に生息。動物食。体長〜15cmくらい。私はまだ見たことない。

コイ:コイ科。日本各地に生息。雑食性。体長〜80cmくらい。他に錦鯉もいます。ワームで外道として釣れる時もある。またバイブレーションなどのスレでかかって来るときもある。ミノーを食ったとの話もあるし実際スピナベにも食いついてきた事もあった。

ドジョウ:ドジョウ科。日本各地に生息。雑食性。腸呼吸をする。体長〜15cmくらい。ダム内では見た事はまだない。丹波青垣近辺ででは県版レッドデータブックのホトケドジョウが確認されています。

ニゴイ:コイ科。本州・四国・九州北西部に生息。 動物食。悪環境にも生息出来る。体長〜30cmくらい。武庫川でよくバスといっしょに泳いでいる。最近はダム本湖でも増えつつあります。

---------- 他の生物 ----------

淡水クラゲ:真水クラゲが代表。揚子江流域が原産とされている。直径2cmくらい。世界の温水地域に広く分布。

他にアメリカザリガニ・手長海老

未確認情報生物:トラウト・スモールマウスバス・ソウギョ又はレンギョ。

両生類では黒川方面にオオサンショウウオ(注:特別天然記念物の為、捕獲お持ち帰りすると法律で罰せられます。)も40数匹の生息が確認されています。(県自然保護協会調査)
他にはウシガエル(食用ガエル)
(外来種規制生物)・アマガエル・トノサマガエル・ヌマガエル・ツチガエル・カジカガエル・森青ガエルなどなど。カミツキガメ(外来種規制生物)は市内では木器の農業用水路で見つかったらしいです。

哺乳類では熊・鹿・猪・野猫・野良犬・イタチ・テン・タヌキ・アライグマ
(外来種規制生物)・野うさぎ・ホンドギツネ・アカネズミなど、市内では月の輪クマなども生息しています。青野ダムでは冬場は特に食べ物がなくなるので山から鹿やイノシシなどが下りてきて足跡だらけです。未確認情報:カワウソ・フェレットなど・・。

鳥類:セキレイ・カイツブリ・カワウ・サギ・キジ・百舌・ヒヨドリ・鶯・メジロ・シジュウガラ・ツグミ・カワセミ・カラス・トンビ・ツバメなどなど・・。

爬虫類。両生類:マムシ(毒)・ヤマカガシ(噴射毒)・シマヘビ・青大将・トカゲ・カナヘビ・カメ・ヤモリ・イモリ

アオコ(青粉):水上・中や水辺の緑色の粉やペンキ状のもの。植物性プランクトン(らん藻類)で「アナベナ」「ミクロキスティス」「オシラトリア」などの種類がある。「アナベナ」は種のような休眠細胞があり冬季には、これだけを残し底の泥の中で越冬する。窒素やリンが栄養源。「ミクロシスチン」という肝障害などを起こす物質を出す。発生の仕組みなどはまだ分からない事が多いらしい。口には入れないようにしよう。

昆虫:色々・・


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